- @STARTUP(version)
-
この命令以降の文を演奏の始まる前に実行します。
;(セミコロン)でつなげることもできます。
versionにはMIMPIのバージョンを記述します。4.0だったら400とします。
- @WMODE(n<,mode>)
-
WRDコマンドの1行を実行するタイミングを設定します。nには1小節を96としたティック数−1を指定します。MIMPIと違い、速いタイミングにしても正確にカウントします。
mode=1にすると、1行単位でなく文字単位でタイミングを決められます。(デフォルトはmode=0)
このモードにすると "|_\"は特別な意味を持ちます。"_"はnで決めたタイミングを待ちます。"|"で囲んだ文字は1回のタイミングで表示することを意味します。"\"は"|"や"_"や"\"を表示するために使います。
例1:
__あ___| いうえお|___| かきくけこ|____
例2: "\1,200_"と表示する場合
\\1,200\_
- @WAIT(measure<,step>)
-
measureで指定した小節まで待ちます。@OFFSETを指定されている数値を加えます。stepはmeasureで指定した小節からstepティック(4分音符の分解能は48)分だけ待ちます。
例:
@WAIT(54,144) 4/4の曲の場合、54小節目の3拍目まで待ちます。
- @OFFSET(n)
-
@WAIT()で指定する数値を補正します。
- @REST(measure<,step>)
-
measure小節のstepティックだけ待ちます。プレイヤーによってはずれるので、使わないほうがいいです。
- @INKEY(measure)
-
@WAIT()と同じです。
- @END()
-
曲の演奏が終了するまで待ちます。TMIDIの場合は曲の演奏が終了するとWRDも停止しますので、実質上この命令は意味がありません。
- @LOCATE(y;x) または @LOCATE(x,y)
-
テキスト画面のカーソル位置を変更します。(1;1)がホームポジションです。
- @TON(sw)
-
テキスト表示の制御をします。
- sw=0の時は非表示です。
- sw=1の時は表示状態で80桁モードになります。
- sw=2の時は表示状態で40桁モードになります。
- @ESC(str)
-
ESC[をstrの前にくっつけてテキスト表示します。エスケープシーケンスを使うときに便利です。
- @COLOR(c)
-
テキスト表示の色を変更します。
- @TCLS(x1,y1,x2,y2,color,char)
-
指定した範囲のテキスト画面を消去します。
- charで指定した文字でcolorで指定した色で消去します。
- x1=1,y1=1,x2=80,y2=25,color=0,char=32がデフォルトです。
- この命令を実行してもカーソル位置は変更されません。
- @SCROLL(x1,y1,x2,y2,mode,color,char)
-
指定した範囲のテキスト画面をスクロールします。
- mode=0のとき、上に1行スクロール
- mode=1のとき、下に1行スクロール
- mode=2のとき、右に1行スクロール
- mode=3のとき、左に1行スクロール
- スクロールしてあいた部分にはcolorとcharで指定した文字で消去されます。
- x1=1,y1=1,x2=80,y2=25,mode=0,color=0,char=32がデフォルトです。
- @GINIT()
-
グラフィック画面の初期化をします。アクティブページとディスプレイページを0にして、表示状態になります。
- @GCLS(sw)
-
グラフィック画面を消去します。
- swには消去するプレーンを指定します。4ビットで、上位ビットからEGRBと指定できます。省略したときや、0を指定すると全プレーンを消去します。
- @GSCREEN(active, display)
-
描画ページ(active)と表示ページ(display)を変更します。
- @GON(sw)
-
グラフィック画面の表示制御をします。
- sw=0で非表示状態で、sw=1で表示状態になります。
- @GLINE(x1,y1,x2,y2,p1,sw,p2)
-
線/四辺形を描きます。
- sw=0のときは、(x1,y1)から(x2,y2)に直線を描きます。
- sw=1のときは、(x1,y1)から(x2,y2)を頂点としたに四辺形を描きます。
- sw=2のときは、(x1,y1)から(x2,y2)を頂点とした四辺形を描き、中を塗りつぶします。
- p1は描画する色を指定します。
- p2には塗りつぶす色を指定します。sw=0の時は無視します。(MIMPIではラインスタイル)
- @GCIRCLE(x,y,r,p1,sw,p2)
-
中心座標(x,y)、半径rの円を描画します。
- sw=0のときは、円
- sw=1のときは、円
- sw=2のときは、円を描いて、中を塗りつぶします。
- p1は描画する色で、p2は塗りつぶす色です。
- @PLOAD(filename)
-
PHOファイルをロードします。
- @PAL(rgb1,rgb2,rgb3.....rgb16)
-
#0のパレットを変更します。#0なので画面にすぐ反映します。r,g,bはそれぞれ0-F(10進で0-15)を指定できます。
例:
@PAL(000,00F,0F0,0FF,F00,F0F,FF0,FFF,................)
- @PAL(#p,rgb1,rgb2,....rgb16)
-
#pバンクのパレットを変更します。#0のときは画面にすぐ反映します。
- #0は画面に実際に使用されているパレットが設定されます。
- #1-#16は自由に使用できます、
- #17は @MAGのファイルのパレット情報が格納されます。
- #18は アクティブ画面が表のときの@MAGファイルのパレットです。
- #19は アクティブ画面が裏のときの@MAGファイルのパレットです。
- @PALREV(p)
-
#pバンクのパレットを色反転します。#0の時は画面にすぐ反映します。
- @FADE(p1,p2>,speed<)
-
#p1バンクから#p2バンクへパレットを滑らかに変更します。
- speedは指定したスピードでパレットを変更します。4分音符の分解能が48として指定します。
- speedは省略時のときは1となります。
- @GMODE(sw)
-
書き込みするプレーンを指定します。4ビットで最上ビットからEGBRと指定します。
- @GMOVE(x1,y1,x2,y2,xd,yd>,vs<>,vd<>,sw<)
-
x1,y1,x2,y2で指定した範囲と(xd,yd)で指定した座標にコピー/交換をします。
- vsはコピーもとのページ、vdはコピー先のページを指定します。
- sw=0でコピー、sw=1で交換となります。
- @MAG(filename,x,y,s,p)
-
Woody-RINNさんの開発したMAG形式の画像ファイルを表示します。
- (x,y)で指定した座標を左上の頂点として表示します。
- sは縮小率です。たとえば2を指定すると縦横のサイズが1/2になります。
- p=0のとき、画像+パレットを読み込みます。
- p=1のとき、画像のみ
- p=2のとき、パレットのみになります。
- ^FONTM(p)
-
BUCHIさんが開発したWRDCMD2(演出君メカ)のコマンドです。
- p=0のとき、システム本来のフォントを使用。
- p=1のとき、指定したフォントを使用
- TMIDI独自仕様
-
TMIDIにはいくつかの独自仕様が存在します。
@GSCREEN,@GMOVE,^XCOPYなどのページ番号には0,1以外の値を使うことができます。
0と1はMIMPIと同じ仕様ですが、2以上は「演出君メカ」の仮想VRAM領域になります。
この機能によって仮想VRAM領域も普通のページと同様の操作ができます。
もちろん、この機能を利用するとTMIDI専用WRDになります。